出エジプト記:第40章

1主はモーセに言われた。

2「正月の元日にあなたは会見の天幕なる幕屋を建てなければならない。

3そして、その中にあかしの箱を置き、垂幕で、箱を隔て隠し、

4また、机を携え入れ、それに並べるものを並べ、燭台を携え入れて、そのともしびをともさなければならない。

5あなたはまた金の香の祭壇を、あかしの箱の前にすえ、とばりを幕屋の入口にかけなければならない。

6また燔祭の祭壇を会見の天幕なる幕屋の入口の前にすえ、

7洗盤を会見の天幕と祭壇との間にすえて、これに水を入れなければならない。

8また周囲に庭を設け、庭の門にとばりをかけなければならない。

9そして注ぎ油をとって、幕屋とその中のすべてのものに注ぎ、それとそのもろもろの器とを聖別しなければならない、こうして、それは聖となるであろう。

10あなたはまた燔祭の祭壇と、そのすべての器に油を注いで、その祭壇を聖別しなければならない。こうして祭壇は、いと聖なるものとなるであろう。

11また洗盤と、その台とに油を注いで、これを聖別し、

12アロンとその子たちを会見の幕屋の入口に連れてきて、水で彼らを洗い、

13アロンに聖なる服を着せ、これに油を注いで聖別し、祭司の務をさせなければならない。

14また彼の子たちを連れてきて、これに服を着せ、

15その父に油を注いだように、彼らにも油を注いで、祭司の務をさせなければならない。彼らが油そそがれることは、代々ながく祭司職のためになすべきことである」。

16モーセはそのように行った。すなわち主が彼に命じられたように行った。

17第二年の正月になって、その月の元日に幕屋は建った。

18すなわちモーセは幕屋を建て、その座をすえ、その枠を立て、その横木をさし込み、その柱を立て、

19幕屋の上に天幕をひろげ、その上に天幕のおおいをかけた。主がモーセに命じられたとおりである。

20彼はまたあかしの板をとって箱に納め、さおを箱につけ、贖罪所を箱の上に置き、

21箱を幕屋に携え入れ、隔ての垂幕をかけて、あかしの箱を隠した。主がモーセに命じられたとおりである。

22彼はまた会見の天幕なる幕屋の内部の北側、垂幕の外に机をすえ、

23その上にパンを列に並べて、主の前に供えた。主がモーセに命じられたとおりである。

24彼はまた会見の天幕なる幕屋の内部の南側に、机にむかい合わせて燭台をすえ、

25主の前にともしびをともした。主がモーセに命じられたとおりである。

26彼は会見の幕屋の中、垂幕の前に金の祭壇をすえ、

27その上に香ばしい薫香をたいた。主がモーセに命じられたとおりである。

28彼はまた幕屋の入口にとばりをかけ、

29燔祭の祭壇を会見の天幕なる幕屋の入口にすえ、その上に燔祭と素祭をささげた。主がモーセに命じられたとおりである。

30彼はまた会見の天幕と祭壇との間に洗盤を置き、洗うためにそれに水を入れた。

31モーセとアロンおよびその子たちは、それで手と足を洗った。

32すなわち会見の天幕にはいるとき、また祭壇に近づくとき、そこで洗った。主がモーセに命じられたとおりである。

33また幕屋と祭壇の周囲に庭を設け、庭の門にとばりをかけた。このようにしてモーセはその工事を終えた。

34そのとき、雲は会見の天幕をおおい、主の栄光が幕屋に満ちた。

35モーセは会見の幕屋に、はいることができなかった。雲がその上にとどまり、主の栄光が幕屋に満ちていたからである。

36雲が幕屋の上からのぼる時、イスラエルの人々は道に進んだ。彼らはその旅路において常にそうした。

37しかし、雲がのぼらない時は、そののぼる日まで道に進まなかった。

38すなわちイスラエルの家のすべての者の前に、昼は幕屋の上に主の雲があり、夜は雲の中に火があった。彼らの旅路において常にそうであった。

出エジプト記:第39章

1彼らは青糸、紫糸、緋糸で、聖所の務のための編物の服を作った。またアロンのために聖なる服を作った。主がモーセに命じられたとおりである。

2また金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸でエポデを作った。

3また金を打ち延べて板とし、これを切って糸とし、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸に交えて、巧みな細工とした。

4また、これがために肩ひもを作ってこれにつけ、その両端でこれにつけた。

5エポデの上で、これをつかねる帯は、同じきれで、同じように、金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作った。主がモーセに命じられたとおりである。

6また、縞めのうを細工して、金糸の編細工にはめ、これに印を彫刻するように、イスラエルの子たちの名を刻み、

7これをエポデの肩ひもにつけて、イスラエルの子たちの記念の石とした。主がモーセに命じられたとおりである。

8また胸当を巧みなわざをもって、エポデの作りのように作った。すなわち金糸、青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で作った。

9胸当は二つに折って四角にした。すなわち二つに折って、長さを一指当りとし、幅も一指当りとした。

10その中に宝石四列をはめた。すなわち、紅玉髄、貴かんらん石、水晶の列を第一列とし、

11第二列は、ざくろ石、るり、赤縞めのう、

12第三列は黄水晶、めのう、紫水晶、

13第四列は黄碧玉、縞めのう、碧玉であって、これらを金の編細工の中にはめ込んだ。

14その宝石はイスラエルの子たちの名にしたがい、その名と等しく十二とし、おのおの印の彫刻のように、十二部族のためにその名を刻んだ。

15またひも細工にねじた純金のくさりを胸当につけた。

16また金の二つの編細工と、二つの金の環とを作り、その二つの環を胸当の両端につけた。

17かの二筋の金のひもを胸当の端の二つの環につけた。

18ただし、その二筋のひもの他の両端を、かの二つの編細工につけ、エポデの肩ひもにつけて前にくるようにした。

19また二つの金の環を作って、これを胸当の両端につけた。すなわちエポデに接する内側の縁にこれをつけた。

20また金の環二つを作って、これをエポデの二つの肩ひもの下の部分につけ、前の方で、そのつなぎ目に近く、エポデの帯の上の方にくるようにした。

21胸当は青ひもをもって、その環をエポデの環に結びつけ、エポデの帯の上の方にくるようにした。こうして、胸当がエポデから離れないようにした。主がモーセに命じられたとおりである。

22またエポデに属する上服は、すべて青地の織物で作った。

23上服の口はそのまん中にあって、その口の周囲には、よろいのえりのように縁をつけて、ほころびないようにした。

24上服のすそには青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、ざくろを作りつけ、

25また純金で鈴を作り、その鈴を上服のすその周囲の、ざくろとざくろとの間につけた。

26すなわち鈴にざくろ、鈴にざくろと、務の上服のすその周囲につけた。主がモーセに命じられたとおりである。

27またアロンとその子たちのために、亜麻糸で織った下服を作り、

28亜麻布で帽子を作り、亜麻布で麗しい頭布を作り、亜麻の撚糸の布で、下ばきを作り、

29亜麻の撚糸および青糸、紫糸、緋糸で、色とりどりに織った帯を作った。主がモーセに命じられたとおりである。

30また純金をもって、聖なる冠の前板を作り、印の彫刻のように、その上に「主に聖なる者」という文字を書き、

31これに青ひもをつけて、それを帽子の上に結びつけた。主がモーセに命じられたとおりである。

32こうして会見の天幕なる幕屋の、もろもろの工事が終った。イスラエルの人々はすべて主がモーセに命じられたようにおこなった。

33彼らは幕屋と天幕およびそのもろもろの器をモーセのもとに携えてきた。すなわち、その鉤、その枠、その横木、その柱、その座、

34あかね染めの雄羊の皮のおおい、じゅごんの皮のおおい、隔ての垂幕、

35あかしの箱と、そのさお、贖罪所、

36机と、そのもろもろの器、供えのパン、

37純金の燭台と、そのともしび皿、すなわち列に並べるともしび皿と、そのもろもろの器、およびそのともし油、

38金の祭壇、注ぎ油、香ばしい薫香、幕屋の入口のとばり、

39青銅の祭壇、その青銅の格子と、そのさお、およびそのもろもろの器、洗盤とその台、

40庭のあげばり、その柱とその座、庭の門のとばり、そのひもとその釘、また会見の天幕の幕屋に用いるもろもろの器、

41聖所で務をなす編物の服、すなわち祭司の務をなすための祭司アロンの聖なる服およびその子たちの服。

42イスラエルの人々は、すべて主がモーセに命じられたように、そのすべての工事をした。

43モーセがそのすべての工事を見ると、彼らは主が命じられたとおりに、それをなしとげていたので、モーセは彼らを祝福した。

出エジプト記:第38章

1またアカシヤ材で燔祭の祭壇を造った。長さ五キュビト、幅五キュビトの四角で、高さは三キュビトである。

2その四すみの上に、その一部とし、それの角を造り、青銅で祭壇をおおった。

3また祭壇のもろもろの器、すなわち、つぼ、十能、鉢、肉叉、火皿を造った。そのすべての器を青銅で造った。

4また祭壇のために、青銅の網細工の格子を造り、これを祭壇の出張りの下に取りつけて、祭壇の高さの半ばに達するようにした。

5また青銅の格子の四すみのために、環四つを鋳て、さおを通す所とした。

6アカシヤ材で、そのさおを造り、青銅でこれをおおい、

7そのさおを祭壇の両側にある環に通して、それをかつぐようにした。祭壇は板をもって、空洞に造った。

8また洗盤と、その台を青銅で造った。すなわち会見の幕屋の入口で務をなす女たちの鏡をもって造った。

9また庭を造った。その南側のために百キュビトの亜麻の撚糸の庭のあげばりを設けた。

10その柱は二十、その柱の二十の座は青銅で、その柱の鉤と桁は銀とした。

11また北側のためにも百キュビトのあげばりを設けた。その柱二十、その柱の二十の座は青銅で、その柱の鉤と桁は銀とした。

12また西側のために、五十キュビトのあげばりを設けた。その柱は十、その座も十で、その柱の鉤と桁は銀とした。

13また東側のためにも、五十キュビトのあげばりを設けた。

14その一方に十五キュビトのあげばりを設けた。その柱は三つ、その座も三つ。

15また他の一方にも、同じようにした。すなわち庭の門のこなたかなたともに、十五キュビトのあげばりを設けた。その柱は三つ、その座も三つ。

16庭の周囲のあげばりはみな亜麻の撚糸である。

17柱の座は青銅、柱の鉤と桁とは銀、柱の頭のおおいも銀である。庭の柱はみな銀の桁で連ねた。

18庭の門のとばりは青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、色とりどりに織ったものであった。長さは二十キュビト、幅なる高さは五キュビトで、庭のあげばりと等しかった。

19その柱は四つ、その座も四つで、ともに青銅。その鉤は銀、柱の頭のおおいと桁は銀である。

20ただし、幕屋および、その周囲の庭の釘はみな青銅であった。

21幕屋、すなわちあかしの幕屋に用いた物の総計は次のとおりである。すなわちモーセの命に従い、祭司アロンの子イタマルがレビびとを用いて量ったものである。

22ユダの部族に属するホルの子なるウリの子ベザレルは、主がモーセに命じられた事をことごとくした。

23ダンの部族に属するアヒサマクの子アホリアブは彼と共にあって彫刻、浮き織をなし、また青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸で、縫取りをする者であった。

24聖所のもろもろの工作に用いたすべての金、すなわち、ささげ物なる金は聖所のシケルで、二十九タラント七百三十シケルであった。

25会衆のうちの数えられた者のささげた銀は聖所のシケルで、百タラント千七百七十五シケルであった。

26これはひとり当り一ベカ、すなわち聖所のシケルの半シケルであって、すべて二十歳以上で数えられた者が六十万三千五百五十人であったからである。

27聖所の座と垂幕の座とを鋳るために用いた銀は百タラントであった。すなわち百座につき百タラント、一座につき一タラントである。

28また千七百七十五シケルで柱の鉤を造り、また柱の頭をおおい、柱のために桁を造った。

29ささげ物なる青銅は七十タラント二千四百シケルであった。

30これを用いて会見の幕屋の入口の座、青銅の祭壇と、それにつく青銅の格子、および祭壇のもろもろの器を造った。

31また庭の周囲の座、庭の門の座、および幕屋のもろもろの釘と、庭の周囲のもろもろの釘を造った。

出エジプト記:第37章

1ベザレルはアカシヤ材の箱を造った。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半、高さは一キュビト半である。

2純金で、内そとをおおい、その周囲に金の飾り縁を造った。

3また金の環四つを鋳て、その四すみに取りつけた。すなわち二つの環をこちら側に、二つの環をあちら側に取りつけた。

4またアカシヤ材のさおを造り、金でこれをおおい、

5そのさおを箱の側面の環に通して、箱をかつぐようにした。

6また純金で贖罪所を造った。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半である。

7また金で、二つのケルビムを造った。すなわち、これを打物造りとし、贖罪所の両端に置いた。

8一つのケルブをこの端に、一つのケルブをかの端に置いた。すなわちケルビムを贖罪所の一部として、その両端に造った。

9ケルビムは翼を高く伸べ、その翼で贖罪所をおおい、顔は互に向かい合った。すなわちケルビムの顔は贖罪所に向かっていた。

10またアカシヤ材で、机を造った。長さは二キュビト、幅は一キュビト、高さは一キュビト半である。

11純金でこれをおおい、その周囲に金の飾り縁を造った。

12またその周囲に手幅の棧を造り、その周囲の棧に金の飾り縁を造った。

13またこれがために金の環四つを鋳て、その四つの足のすみ四か所にその環を取りつけた。

14その環は棧のわきにあって、机をかつぐさおを入れる所とした。

15またアカシヤ材で、机をかつぐさおを造り、金でこれをおおった。

16また机の上の器、すなわちその皿、乳香を盛る杯および灌祭を注ぐための鉢と瓶とを純金で造った。

17また純金の燭台を造った。すなわち打物造りで燭台を造り、その台、幹、萼、節、花を一つに連ねた。

18また六つの枝をそのわきから出させた。すなわち燭台の三つの枝をこの側から、燭台の三つの枝をかの側から出させた。

19あめんどうの花の形をした三つの萼が、節と花とをもって、この枝にあり、また、あめんどうの花の形をした三つの萼が、節と花とをもって、かの枝にあり、燭台から出る六つの枝をみなそのようにした。

20また燭台の幹には、あめんどうの花の形をした四つの萼を、その節と花とをもたせて取りつけた。

21また二つの枝の下に一つの節を取りつけ、次の二つの枝の下に一つの節を取りつけ、さらに次の二つの枝の下に一つの節を取りつけ、燭台の幹から出る六つの枝に、みなそのようにした。

22それらの節と枝を一つに連ね、ことごとく純金の打物造りとした。

23また、それのともしび皿七つと、その芯切りばさみと、芯取り皿とを純金で造った。

24すなわち純金一タラントをもって、燭台とそのすべての器とを造った。

25またアカシヤ材で香の祭壇を造った。長さ一キュビト、幅一キュビトの四角にし、高さ二キュビトで、これにその一部として角をつけた。

26そして、その頂、その周囲の側面、その角を純金でおおい、その周囲に金の飾り縁を造った。

27また、その両側に、飾り縁の下に金の環二つを、そのために造った。すなわちその二つの側にこれを造った。これはそれをかつぐさおを通す所である。

28そのさおはアカシヤ材で造り、金でこれをおおった。

29また香料を造るわざにしたがって、聖なる注ぎ油と純粋の香料の薫香とを造った。

出エジプト記:第36章

1ベザレルとアホリアブおよびすべて心に知恵ある者、すなわち主が知恵と悟りとを授けて、聖所の組立ての諸種の工事を、いかになすかを知らせられた者は、すべて主が命じられたようにしなければならない」。

2そこで、モーセはベザレルとアホリアブおよびすべて心に知恵ある者、すなわち、その心に主が知恵を授けられた者、またきて、その工事をなそうと心に望むすべての者を召し寄せた。

3彼らは聖所の組立ての工事をするために、イスラエルの人々が携えてきたもろもろのささげ物を、モーセから受け取ったが、民はなおも朝ごとに、自発のささげ物を彼のもとに携えてきた。

4そこで聖所のもろもろの工事をする賢い人々はみな、おのおのしていた工事をやめて、

5モーセに言った「民があまりに多く携えて来るので、主がせよと命じられた組立ての工事には余ります」。

6モーセは命令を発し、宿営中にふれさせて言った、「男も女も、もはや聖所のために、ささげ物をするに及ばない」。それで民は携えて来ることをやめた。

7材料はすべての工事をするのにじゅうぶんで、かつ余るからである。

8すべて工作をする者のうちの心に知恵ある者は、十枚の幕で幕屋を造った。すなわち亜麻の撚糸、青糸、紫糸、緋糸で造り、巧みなわざをもって、それにケルビムを織り出した。

9幕の長さは、おのおの二十八キュビト、幕の幅は、おのおの四キュビトで、幕はみな同じ寸法である。

10その幕五枚を互に連ね合わせ、また他の五枚の幕をも互に連ね合わせ、

11その一連の端にある幕の縁に青色の乳をつけ、他の一連の端にある幕の縁にも、そのようにした。

12その一枚の幕に乳五十をつけ、他の一連の幕の端にも、乳五十をつけた。その乳を互に相向かわせた。

13そして金の輪五十を作り、その輪で、幕を互に連ね合わせたので、一つの幕屋になった。

14また、やぎの毛糸で幕を作り、幕屋をおおう天幕にした。すなわち幕十一枚を作った。

15おのおのの幕の長さは三十キュビト、おのおのの幕の幅は四キュビトで、その十一枚の幕は同じ寸法である。

16そして、その幕五枚を一つに連ね合わせ、また、その幕六枚を一つに連ね合わせ、

17その一連の端にある幕の縁に、乳五十をつけ、他の一連の幕の縁にも、乳五十をつけた。

18そして、青銅の輪五十を作り、その天幕を連ね合わせて一つにした。

19また、あかね染めの雄羊の皮で、天幕のおおいと、じゅごんの皮で、その上にかけるおおいとを作った。

20また幕屋のためにアカシヤ材をもって、立枠を造った。

21枠の長さは十キュビト、枠の幅は、おのおの一キュビト半とし、

22枠ごとに二つの柄を造って、かれとこれとをくい合わせ、幕屋のすべての枠にこのようにした。

23幕屋のために枠を造った。すなわち南側のために枠二十を造った。

24その二十の枠の下に銀の座四十を造って、この枠の下に、その二つの柄のために二つの座を置き、かの枠の下にも、その二つの柄のために二つの座を置いた。

25また幕屋の他の側、すなわち北側のためにも枠二十を造った。

26その銀の座四十を造って、この枠の下にも二つの座を置き、かの枠の下にも二つの座を置いた。

27また幕屋のうしろ、西側のために枠六つを造り、

28幕屋のうしろの二つのすみのために枠二つを造った。

29これらは、下で重なり合い、同じくその頂でも第一の環まで重なり合うようにし、その二つとも二つのすみのために、そのように造った。

30こうして、その枠は八つ、その銀の座は十六、おのおのの枠の下に、二つずつ座があった。

31またアカシヤ材の横木を造った。すなわち幕屋のこの側の枠のために五つ、

32また幕屋のかの側の枠のために横木五つ、幕屋のうしろの西側の枠のために横木五つを造った。

33枠のまん中にある中央の横木は、端から端まで通るようにした。

34そして、その枠を金でおおい、また横木を通すその環を金で造り、またその横木を金でおおった。

35また青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、垂幕を作り、巧みなわざをもって、それにケルビムを織り出した。

36また、これがためにアカシヤ材の柱四本を作り、金でこれをおおい、その鉤を金にし、その柱のために銀の座四つを鋳た。

37また幕屋の入口のために青糸、紫糸、緋糸、亜麻の撚糸で、色とりどりに織ったとばりを作った。

38その柱五本と、その鉤とを造り、その柱の頭と桁とを金でおおった。ただし、その五つの座は青銅であった。

出エジプト記:第35章

1モーセはイスラエルの人々の全会衆を集めて言った、「これは主が行えと命じられた言葉である。

2六日の間は仕事をしなさい。七日目はあなたがたの聖日で、主の全き休みの安息日であるから、この日に仕事をする者はだれでも殺されなければならない。

3安息日にはあなたがたのすまいのどこでも火をたいてはならない」。

4モーセはイスラエルの人々の全会衆に言った、「これは主が命じられたことである。

5あなたがたの持ち物のうちから、主にささげる物を取りなさい。すべて、心から喜んでする者は、主にささげる物を持ってきなさい。すなわち金、銀、青銅。

6青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸、やぎの毛糸。

7あかね染めの雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、

8ともし油、注ぎ油と香ばしい薫香とのための香料、

9縞めのう、エポデと胸当とにはめる宝石。

10すべてあなたがたのうち、心に知恵ある者はきて、主の命じられたものをみな造りなさい。

11すなわち幕屋、その天幕と、そのおおい、その鉤と、その枠、その横木、その柱と、その座、

12箱と、そのさお、贖罪所、隔ての垂幕、

13机と、そのさお、およびそのもろもろの器、供えのパン、

14また、ともしびのための燭台と、その器、ともしび皿と、ともし油、

15香の祭壇と、そのさお、注ぎ油、香ばしい薫香、幕屋の入口のとばり、

16燔祭の祭壇およびその青銅の網、そのさおと、そのもろもろの器、洗盤と、その台、

17庭のあげばり、その柱とその座、庭の門のとばり、

18幕屋の釘、庭の釘およびそのひも、

19聖所における務のための編物の服、すなわち祭司の務をなすための祭司アロンの聖なる服およびその子たちの服」。

20イスラエルの人々の全会衆はモーセの前を去り、

21すべて心に感じた者、すべて心から喜んでする者は、会見の幕屋の作業と、そのもろもろの奉仕と、聖なる服とのために、主にささげる物を携えてきた。

22すなわち、すべて心から喜んでする男女は、鼻輪、耳輪、指輪、首飾り、およびすべての金の飾りを携えてきた。すべて金のささげ物を主にささげる者はそのようにした。

23すべて青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸、やぎの毛糸、あかね染めの雄羊の皮、じゅごんの皮を持っている者は、それを携えてきた。

24すべて銀、青銅のささげ物をささげることのできる者は、それを主にささげる物として携えてきた。また、すべて組立ての工事に用いるアカシヤ材を持っている者は、それを携えてきた。

25また、すべて心に知恵ある女たちは、その手をもって紡ぎ、その紡いだ青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸を携えてきた。

26すべて知恵があって、心に感じた女たちは、やぎの毛を紡いだ。

27また、かしらたちは縞めのう、およびエポデと胸当にはめる宝石を携えてきた。

28また、ともしびと、注ぎ油と、香ばしい薫香のための香料と、油とを携えてきた。

29このようにイスラエルの人々は自発のささげ物を主に携えてきた。すなわち主がモーセによって、なせと命じられたすべての工作のために、物を携えてこようと、心から喜んでする男女はみな、そのようにした。

30モーセはイスラエルの人々に言った、「見よ、主はユダの部族に属するホルの子なるウリの子ベザレルを名ざして召し、

31彼に神の霊を満たして、知恵と悟りと知識と諸種の工作に長ぜしめ、

32工夫を凝らして金、銀、青銅の細工をさせ、

33また宝石を切りはめ、木を彫刻するなど、諸種の工作をさせ、

34また人を教えうる力を、彼の心に授けられた。彼とダンの部族に属するアヒサマクの子アホリアブとが、それである。

35主は彼らに知恵の心を満たして、諸種の工作をさせられた。すなわち彫刻、浮き織および青糸、紫糸、緋糸、亜麻糸の縫取り、また機織など諸種の工作をさせ、工夫を凝らして巧みなわざをさせられた。

出エジプト記:第34章

1主はモーセに言われた、「あなたは前のような石の板二枚を、切って造りなさい。わたしはあなたが砕いた初めの板にあった言葉を、その板に書くであろう。

2あなたは朝までに備えをし、朝のうちにシナイ山に登って、山の頂でわたしの前に立ちなさい。

3だれもあなたと共に登ってはならない。また、だれも山の中にいてはならない。また山の前で羊や牛を飼っていてはならない」。

4そこでモーセは前のような石の板二枚を、切って造り、朝早く起きて、主が彼に命じられたようにシナイ山に登った。彼はその手に石の板二枚をとった。

5ときに主は雲の中にあって下り、彼と共にそこに立って主の名を宣べられた。

6主は彼の前を過ぎて宣べられた。「主、主、あわれみあり、恵みあり、怒ることおそく、いつくしみと、まこととの豊かなる神、

7いつくしみを千代までも施し、悪と、とがと、罪とをゆるす者、しかし、罰すべき者をば決してゆるさず、父の罪を子に報い、子の子に報いて、三、四代におよぼす者」。

8モーセは急ぎ地に伏して拝し、

9そして言った、「ああ主よ、わたしがもし、あなたの前に恵みを得ますならば、かたくなな民ですけれども、どうか主がわたしたちのうちにあって一緒に行ってください。そしてわたしたちの悪と罪とをゆるし、わたしたちをあなたのものとしてください」。

10主は言われた、「見よ、わたしは契約を結ぶ。わたしは地のいずこにも、いかなる民のうちにも、いまだ行われたことのない不思議を、あなたのすべての民の前に行うであろう。あなたが共に住む民はみな、主のわざを見るであろう。わたしがあなたのためになそうとすることは、恐るべきものだからである。

11わたしが、きょう、あなたに命じることを守りなさい。見よ、わたしはアモリびと、カナンびと、ヘテびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとを、あなたの前から追い払うであろう。

12あなたが行く国に住んでいる者と、契約を結ばないように、気をつけなければならない。おそらく彼らはあなたのうちにあって、わなとなるであろう。

13むしろあなたがたは、彼らの祭壇を倒し、石の柱を砕き、アシラ像を切り倒さなければならない。

14あなたは他の神を拝んではならない。主はその名を『ねたみ』と言って、ねたむ神だからである。

15おそらくあなたはその国に住む者と契約を結び、彼らの神々を慕って姦淫を行い、その神々に犠牲をささげ、招かれて彼らの犠牲を食べ、

16またその娘たちを、あなたのむすこたちにめとり、その娘たちが自分たちの神々を慕って姦淫を行い、また、あなたのむすこたちをして、彼らの神々を慕わせ、姦淫を行わせるに至るであろう。

17あなたは自分のために鋳物の神々を造ってはならない。

18あなたは種入れぬパンの祭を守らなければならない。すなわち、わたしがあなたに命じたように、アビブの月の定めの時に、七日のあいだ、種入れぬパンを食べなければならない。あなたがアビブの月にエジプトを出たからである。

19すべて初めに生れる者は、わたしのものである。すべてあなたの家畜のういごの雄は、牛も羊もそうである。

20ただし、ろばのういごは小羊であがなわなければならない。もしあがなわないならば、その首を折らなければならない。あなたのむすこのうちのういごは、みなあがなわなければならない。むなし手でわたしの前に出てはならない。

21あなたは六日のあいだ働き、七日目には休まなければならない。耕し時にも、刈入れ時にも休まなければならない。

22あなたは七週の祭、すなわち小麦刈りの初穂の祭を行わなければならない。また年の終りに取り入れの祭を行わなければならない。

23年に三度、男子はみな主なる神、イスラエルの神の前に出なければならない。

24わたしは国々の民をあなたの前から追い払って、あなたの境を広くするであろう。あなたが年に三度のぼって、あなたの神、主の前に出る時には、だれもあなたの国を侵すことはないであろう。

25あなたは犠牲の血を、種を入れたパンと共に供えてはならない。また過越の祭の犠牲を、翌朝まで残して置いてはならない。

26あなたの土地の初穂の最も良いものを、あなたの神、主の家に携えてこなければならない。あなたは子やぎをその母の乳で煮てはならない」。

27また主はモーセに言われた、「これらの言葉を書きしるしなさい。わたしはこれらの言葉に基いて、あなたおよびイスラエルと契約を結んだからである」。

28モーセは主と共に、四十日四十夜、そこにいたが、パンも食べず、水も飲まなかった。そして彼は契約の言葉、十誡を板の上に書いた。

29モーセはそのあかしの板二枚を手にして、シナイ山から下ったが、その山を下ったとき、モーセは、さきに主と語ったゆえに、顔の皮が光を放っているのを知らなかった。

30アロンとイスラエルの人々とがみな、モーセを見ると、彼の顔の皮が光を放っていたので、彼らは恐れてこれに近づかなかった。

31モーセは彼らを呼んだ。アロンと会衆のかしらたちとがみな、モーセのもとに帰ってきたので、モーセは彼らと語った。

32その後、イスラエルの人々がみな近よったので、モーセは主がシナイ山で彼に語られたことを、ことごとく彼らにさとした。

33モーセは彼らと語り終えた時、顔おおいを顔に当てた。

34しかしモーセは主の前に行って主と語る時は、出るまで顔おおいを取り除いていた。そして出て来ると、その命じられた事をイスラエルの人人に告げた。

35イスラエルの人々はモーセの顔を見ると、モーセの顔の皮が光を放っていた。モーセは行って主と語るまで、また顔おおいを顔に当てた。

出エジプト記:第33章

1さて、主はモーセに言われた、「あなたと、あなたがエジプトの国から導きのぼった民とは、ここを立ってわたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓って、『これをあなたの子孫に与える』と言った地にのぼりなさい。

2わたしはひとりの使をつかわしてあなたに先立たせ、カナンびと、アモリびと、ヘテびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとを追い払うであろう。

3あなたがたは乳と蜜の流れる地にのぼりなさい。しかし、あなたがたは、かたくなな民であるから、わたしが道であなたがたを滅ぼすことのないように、あなたがたのうちにあって一緒にはのぼらないであろう」。

4民はこの悪い知らせを聞いて憂い、ひとりもその飾りを身に着ける者はなかった。

5主はモーセに言われた、「イスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたは、かたくなな民である。もしわたしが一刻でも、あなたがたのうちにあって、一緒にのぼって行くならば、あなたがたを滅ぼすであろう。ゆえに、今、あなたがたの飾りを身から取り去りなさい。そうすればわたしはあなたがたになすべきことを知るであろう』」。

6それで、イスラエルの人々はホレブ山以来その飾りを取り除いていた。

7モーセは幕屋を取って、これを宿営の外に、宿営を離れて張り、これを会見の幕屋と名づけた。すべて主に伺い事のある者は出て、宿営の外にある会見の幕屋に行った。

8モーセが出て、幕屋に行く時には、民はみな立ちあがり、モーセが幕屋にはいるまで、おのおのその天幕の入口に立って彼を見送った。

9モーセが幕屋にはいると、雲の柱が下って幕屋の入口に立った。そして主はモーセと語られた。

10民はみな幕屋の入口に雲の柱が立つのを見ると、立っておのおの自分の天幕の入口で礼拝した。

11人がその友と語るように、主はモーセと顔を合わせて語られた。こうしてモーセは宿営に帰ったが、その従者なる若者、ヌンの子ヨシュアは幕屋を離れなかった。

12モーセは主に言った、「ごらんください。あなたは『この民を導きのぼれ』とわたしに言いながら、わたしと一緒につかわされる者を知らせてくださいません。しかも、あなたはかつて『わたしはお前を選んだ。お前はまたわたしの前に恵みを得た』と仰せになりました。

13それで今、わたしがもし、あなたの前に恵みを得ますならば、どうか、あなたの道を示し、あなたをわたしに知らせ、あなたの前に恵みを得させてください。また、この国民があなたの民であることを覚えてください」。

14主は言われた「わたし自身が一緒に行くであろう。そしてあなたに安息を与えるであろう」。

15モーセは主に言った「もしあなた自身が一緒に行かれないならば、わたしたちをここからのぼらせないでください。

16わたしとあなたの民とが、あなたの前に恵みを得ることは、何によって知られましょうか。それはあなたがわたしたちと一緒に行かれて、わたしとあなたの民とが、地の面にある諸民と異なるものになるからではありませんか」。

17主はモーセに言われた、「あなたはわたしの前に恵みを得、またわたしは名をもってあなたを知るから、あなたの言ったこの事をもするであろう」。

18モーセは言った、「どうぞ、あなたの栄光をわたしにお示しください」。

19主は言われた、「わたしはわたしのもろもろの善をあなたの前に通らせ、主の名をあなたの前にのべるであろう。わたしは恵もうとする者を恵み、あわれもうとする者をあわれむ」。

20また言われた、「しかし、あなたはわたしの顔を見ることはできない。わたしを見て、なお生きている人はないからである」。

21そして主は言われた、「見よ、わたしのかたわらに一つの所がある。あなたは岩の上に立ちなさい。

22わたしの栄光がそこを通り過ぎるとき、わたしはあなたを岩の裂け目に入れて、わたしが通り過ぎるまで、手であなたをおおうであろう。

23そしてわたしが手をのけるとき、あなたはわたしのうしろを見るが、わたしの顔は見ないであろう」。

出エジプト記:第32章

1民はモーセが山を下ることのおそいのを見て、アロンのもとに集まって彼に言った、「さあ、わたしたちに先立って行く神を、わたしたちのために造ってください。わたしたちをエジプトの国から導きのぼった人、あのモーセはどうなったのかわからないからです」。

2アロンは彼らに言った、「あなたがたの妻、むすこ、娘らの金の耳輪をはずしてわたしに持ってきなさい」。

3そこで民は皆その金の耳輪をはずしてアロンのもとに持ってきた。

4アロンがこれを彼らの手から受け取り、工具で型を造り、鋳て子牛としたので、彼らは言った、「イスラエルよ、これはあなたをエジプトの国から導きのぼったあなたの神である」。

5アロンはこれを見て、その前に祭壇を築いた。そしてアロンは布告して言った、「あすは主の祭である」。

6そこで人々はあくる朝早く起きて燔祭をささげ、酬恩祭を供えた。民は座して食い飲みし、立って戯れた。

7主はモーセに言われた、「急いで下りなさい。あなたがエジプトの国から導きのぼったあなたの民は悪いことをした。

8彼らは早くもわたしが命じた道を離れ、自分のために鋳物の子牛を造り、これを拝み、これに犠牲をささげて、『イスラエルよ、これはあなたをエジプトの国から導きのぼったあなたの神である』と言っている」。

9主はまたモーセに言われた、「わたしはこの民を見た。これはかたくなな民である。

10それで、わたしをとめるな。わたしの怒りは彼らにむかって燃え、彼らを滅ぼしつくすであろう。しかし、わたしはあなたを大いなる国民とするであろう」。

11モーセはその神、主をなだめて言った、「主よ、大いなる力と強き手をもって、エジプトの国から導き出されたあなたの民にむかって、なぜあなたの怒りが燃えるのでしょうか。

12どうしてエジプトびとに『彼は悪意をもって彼らを導き出し、彼らを山地で殺し、地の面から断ち滅ぼすのだ』と言わせてよいでしょうか。どうかあなたの激しい怒りをやめ、あなたの民に下そうとされるこの災を思い直し、

13あなたのしもべアブラハム、イサク、イスラエルに、あなたが御自身をさして誓い、『わたしは天の星のように、あなたがたの子孫を増し、わたしが約束したこの地を皆あなたがたの子孫に与えて、長くこれを所有させるであろう』と彼らに仰せられたことを覚えてください」。

14それで、主はその民に下すと言われた災について思い直された。

15モーセは身を転じて山を下った。彼の手には、かの二枚のあかしの板があった。板はその両面に文字があった。すなわち、この面にも、かの面にも文字があった。

16その板は神の作、その文字は神の文字であって、板に彫ったものである。

17ヨシュアは民の呼ばわる声を聞いて、モーセに言った、「宿営の中に戦いの声がします」。

18しかし、モーセは言った、「勝どきの声でなく、敗北の叫び声でもない。わたしの聞くのは歌の声である」。

19モーセが宿営に近づくと、子牛と踊りとを見たので、彼は怒りに燃え、手からかの板を投げうち、これを山のふもとで砕いた。

20また彼らが造った子牛を取って火に焼き、こなごなに砕き、これを水の上にまいて、イスラエルの人々に飲ませた。

21モーセはアロンに言った、「この民があなたに何をしたので、あなたは彼らに大いなる罪を犯させたのですか」。

22アロンは言った、「わが主よ、激しく怒らないでください。この民の悪いのは、あなたがごぞんじです。

23彼らはわたしに言いました、『わたしたちに先立って行く神を、わたしたちのために造ってください。わたしたちをエジプトの国から導きのぼった人、あのモーセは、どうなったのかわからないからです』。

24そこでわたしは『だれでも、金を持っている者は、それを取りはずしなさい』と彼らに言いました。彼らがそれをわたしに渡したので、わたしがこれを火に投げ入れると、この子牛が出てきたのです」。

25モーセは民がほしいままにふるまったのを見た。アロンは彼らがほしいままにふるまうに任せ、敵の中に物笑いとなったからである。

26モーセは宿営の門に立って言った、「すべて主につく者はわたしのもとにきなさい」。レビの子たちはみな彼のもとに集まった。

27そこでモーセは彼らに言った、「イスラエルの神、主はこう言われる、『あなたがたは、おのおの腰につるぎを帯び、宿営の中を門から門へ行き巡って、おのおのその兄弟、その友、その隣人を殺せ』」。

28レビの子たちはモーセの言葉どおりにしたので、その日、民のうち、おおよそ三千人が倒れた。

29そこで、モーセは言った、「あなたがたは、おのおのその子、その兄弟に逆らって、きょう、主に身をささげた。それで主は、きょう、あなたがたに祝福を与えられるであろう」。

30あくる日、モーセは民に言った、「あなたがたは大いなる罪を犯した。それで今、わたしは主のもとに上って行く。あなたがたの罪を償うことが、できるかも知れない」。

31モーセは主のもとに帰って、そして言った、「ああ、この民は大いなる罪を犯し、自分のために金の神を造りました。

32今もしあなたが、彼らの罪をゆるされますならば-。しかし、もしかなわなければ、どうぞあなたが書きしるされたふみから、わたしの名を消し去ってください」。

33主はモーセに言われた、「すべてわたしに罪を犯した者は、これをわたしのふみから消し去るであろう。

34しかし、今あなたは行って、わたしがあなたに告げたところに民を導きなさい。見よ、わたしの使はあなたに先立って行くであろう。ただし刑罰の日に、わたしは彼らの罪を罰するであろう」。

35そして主は民を撃たれた。彼らが子牛を造ったからである。それはアロンが造ったのである。

出エジプト記:第31章

1主はモーセに言われた、

2「見よ、わたしはユダの部族に属するホルの子なるウリの子ベザレルを名ざして召し、

3これに神の霊を満たして、知恵と悟りと知識と諸種の工作に長ぜしめ、

4工夫を凝らして金、銀、青銅の細工をさせ、

5また宝石を切りはめ、木を彫刻するなど、諸種の工作をさせるであろう。

6見よ、わたしはまたダンの部族に属するアヒサマクの子アホリアブを彼と共ならせ、そしてすべて賢い者の心に知恵を授け、わたしがあなたに命じたものを、ことごとく彼らに造らせるであろう。

7すなわち会見の幕屋、あかしの箱、その上にある贖罪所、幕屋のもろもろの器、

8机とその器、純金の燭台と、そのもろもろの器、香の祭壇、

9燔祭の祭壇とそのもろもろの器、洗盤とその台、

10編物の服、すなわち祭司の務をするための祭司アロンの聖なる服、およびその子たちの服、

11注ぎ油、聖所のための香ばしい香などを、すべてわたしがあなたに命じたように造らせるであろう」。

12主はまたモーセに言われた、

13「あなたはイスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたは必ずわたしの安息日を守らなければならない。これはわたしとあなたがたとの間の、代々にわたるしるしであって、わたしがあなたがたを聖別する主であることを、知らせるためのものである。

14それゆえ、あなたがたは安息日を守らなければならない。これはあなたがたに聖なる日である。すべてこれを汚す者は必ず殺され、すべてこの日に仕事をする者は、民のうちから断たれるであろう。

15六日のあいだは仕事をしなさい。七日目は全き休みの安息日で、主のために聖である。すべて安息日に仕事をする者は必ず殺されるであろう。

16ゆえに、イスラエルの人々は安息日を覚え、永遠の契約として、代々安息日を守らなければならない。

17これは永遠にわたしとイスラエルの人々との間のしるしである。それは主が六日のあいだに天地を造り、七日目に休み、かつ、いこわれたからである』」。

18主はシナイ山でモーセに語り終えられたとき、あかしの板二枚、すなわち神が指をもって書かれた石の板をモーセに授けられた。